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「サラワク先住民は今」レポート

1/26に、広尾のJICAで行われた、「サラワク先住民は今」というトークイベントに参加してきました。サラワク先住民とは、マレーシアのサラワク州で、原始的な焼畑や、狩猟採集生活を送っている部族です。

最初は、狩猟採集の移動生活を送るプナン族と1ヵ月生活した経験を持つ、せんだしおさんの話。聞いていると、長島龍人さんの「お金のいらない国」という作品の世界そのものを感じます。権力を持ったリーダーはなく、緩やかな補完関係で結ばれる。収穫物は全て均等に分配。それぞれが、やりたいこと、やれることをする。自分達の年齢を数えず、大人と子供の区別がない。家族という言葉がなく、気のあった者同士が共に暮らす。人を利用価値で判断せず、その人そのものを受け入れる。ほとんど物を持たず、自然の恵みを使って衣食住をまかなう。

一方、カヤン族は、定住して農耕も行う民族で、我々と同じような俗っぽさや、近代的社会構造が存在します。原始的な焼畑と言えども、農耕を始めた社会では、私達と同じような問題を抱えることになるようです。

このサラワク州の熱帯雨林は、現在急速に伐採が行われ、彼らの生活基盤が失われつつあります。伐採された木は合板の材料となり、大地はプランテーションとなってパーム油を生産し、私達日本人の暮らしにも大量に利用されています。プランテーションでは、農薬を大量に使い、先住民の健康被害や、奇形児の発生も問題になっているとか。

私達は知らなかったということで、許されるのでしょうか。

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